日本イエナプラン教育協会特別顧問リヒテルズ直子さんをお迎えして開催されたオンライン講演会、「オランダ・イエナプラン教育」「オランダ・0歳からの性教育」をテーマに、それぞれアクティブ・ラーニングの手法で開催された2つの連続講座。
受講したかった!という声を多くいただいた、3つのセミナーを、動画教材として販売します。連続講座には、学びを深める特典がありますので、お見逃しなく!
日本の教育が変革のときを迎えています。
これまでの日本の画一的な教育から起こるさまざまな問題を前に、
その場しのぎの対処療法を講じ続けている現場がある一方で、
公教育に限界を感じ、さまざまな実践に取り組まれている現場もあります。
そのような状況の中で、「オランダ・イエナプラン教育」に関心を持つ方が増えています。
これまでの学校のあり方が時代に合わなくなっていることは、
日本だけでなく、世界中の教育関係者や多くの保護者たちが感じていることです。
世界中の教育現場で、多様性を尊重する考えが広まり、日本でも新学習指導要領の改訂で、
「主体的・対話的で深い学び」「個別最適化」を目指すところが示されてはいますが、
日本の教育の現状は、そこからあまりにもかけ離れていると感じる方が多いのではないでしょうか。
社会はいつの時代も問題を抱えています。
複雑に絡み合う問題を前に、社会を変えるというビジョンは大きすぎて
途方もない気持ちになりますが、子どもを中心に、保護者と学校の先生が未来の理想の社会を確かなビジョンとして共有しながら、
学校を「生と学びの共同体」に作り変えることからならはじめられるのではないでしょうか。
学校が変わると社会が変わり、未来が変わる。
そこに、希望の光が見えます。
グローバルな社会で生きていくこれからの子どもたちは、
「地球の市民」として生きていきます。
そんな子どもたちに必要なのは「グローバル・シチズンシップ」です。
グローバル・シチズンシップとは、
「誰もが地球社会の一員であり、そこに参画する責任を持つ市民だという意識」。
これは、多様性を尊重する思いやりの精神でもあり、
次世代によりよい社会を残していこうという精神でもあります。
イエナプラン教育では、子どもの持つニーズに応じてさまざまな形式を用い、
子どもたちがアクティブに当事者意識をもって経験的に学べるよう、子どもを中心に、
周りの先生や保護者が自ら学び、考え、自らの行動で子どもたちにそれを伝えていきます。
その意味で、イエナプラン教育とは、シチズンシップ教育そのものであり、
グローバル・シチズンシップを育む土台となる教育なのです。
今なぜ、オランダから学ぶのか。
それは、オランダが、現在のように変化を遂げた背景に、
市民運動から始まった様々なムーブメントがあり、
クローズドな社会を少しずつオープンな社会に導いていったという経緯があるからです。
その経験から学べることが多いからです。
なお、本録画講座の講師は、24年前より、オランダの教育制度を日本に紹介する書籍を執筆したり、
教育関係者の研修コーディネートをしたり、
とりわけ積極的にイエナプラン教育の啓蒙活動を続けてきたリヒテルズ直子さんです。
日本への愛情を活動の原動力とするリヒテルズ直子さんから学べることにも、
この講座で学ぶ意義があります。
まず、イエナプラン教育の理論をしっかりと学ぶことで、目指すビジョンの内容と意味を理解し、
つぎに、そのビジョンを授業や学校運営の中で、どのように具体的な形として実践していくのか、
自らの頭で批判的に考えて、創造力を発揮し、実践につなげる。
さらに、オランダの性教育という観点からの学びを加えることで、
最もいのちに深くつながっていながら、最もタブー視されている性教育に向き合い、
自分の中にある思い込みや偏見に気づき、一人ひとりのいのちを尊重しながら、
すべてのいのちを大切に扱うことを学ぶ。
そして、その学びを子どもたちに伝えていくことで、
子どもたちはあるがままに生きられる自由を知り、
環境も価値観も文化も宗教も違う人と人がお互いを尊重し合う共生社会の実現に向けて、
最初の一歩を踏み出すことができるのです。
そのために学校と保護者がそれぞれの立場からできることはなにか。
子どもたちに関わるすべての大人が古い常識や価値観を打ち破り、自ら気づき、変わり、学ぶことからすべてがはじまります。
そのスタートとして、オランダのイエナプラン教育と性教育を学んでいただきたいのです。
子どもたちに、誰もが一番の幸せを感じて生きられる社会を残すために。
性教育は何のために行う必要があるのかを、様々な視点から考えるきっかけになりました。
男女の体の違いや妊娠後の変化について学校では教えるものの、性行為自体は教えないという「歯止め規定」は、一体なぜなのだろうと、もどかしく思います。また、性教育=わいせつなものではなく、生き方を考え問うものであるはずなのに、子どもの知る権利を勝手に奪ってしまっていることに、子どもに対して申し訳なさも感じます。
人間関係がますます希薄になっている現在の状況の中で、「人間とは?」「お互いにどうつながっていくか?」を考える機会は一層必要になるだろうし、その一つとして性教育は必要な知識です。
オランダは人と人との関係が日本よりフラットだと聞いたことがあります。日本のような「タテ社会の人間関係」の中で、どうすればより個人が尊重され、型にはまりすぎない生き方ができるようになるのか、まずは自分自身が周りにいる人との関係の中で実現させていきたいです。「自分らしさ」をもっともっとお互いに受け入れられる社会になれば、きっと生きていることがもっと楽しく生き生きとするだろうと思いました。
受講料 |
①出版記念講演
8,800円(税込) →3,300(税込)
②イエナプラン〈全6回〉 55,000円(税込)
③いのちと生き方の教育〈全8回〉 55,000円(税込) |
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受講者特典 | *各コース、すべてのPDF資料がダウンロードできます。 |
視聴期限 | 購入後90日 |
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